テレビドアホンの付け方

テレビドアホンの付け方

テレビドアホンの付け方

 

テレビドアホンの取り付け方は、少しでも工作好きの方なら簡単に取り付けることが出来ます。

 

しかし、注意しなければならないことがあります。
家庭にあるコンセントを移動したり新しく設置ことは、法律上個人では出来ません。
コンセントを移動あるいは新しく設置は、必ず電気工事の資格を持った工事業者に頼む必要があります。

 

100Vの電源は、感電の恐れがあるので個人で触ってはいけません。

 

100Vの電源を供給するコンセントがあれば、個人でもテレビドアホンを簡単に取り付けられます。

 

簡単にテレビドアホンを取り付ける為の条件としては、元にあるインターホンあるいは呼び鈴に2線の配線があるということが必要です。
4線でも他の2線を使わなければ問題なく取り付けることが出来ます。

 

しかし、全く配線がないところにテレビドアホンを取り付けることは、別に配線工事が必要になるので個人でも取り付けられないことはありませんが、少々大掛かりな工事になってしまいます。

 

全く配線がない場合は、工事業者に頼むか、工事の必要のない無線で使えるテレビドアホンを選択することになると思います。

 

ここでは、自分で取り付ける方法を紹介いたします。
既に100VのAC電源があり、元のインターホンの配線が2線あるいは4線が付いていることを条件として説明していきます。

 

 

@ 電源と配線を確認する。

 

まず、モニター親機の為の電源コンセントを確認します。
コンセントがあれば、そこからモニター親機に電源コードに接続しるようにします。

 

電源コンセントがなければ、電源コンセントの設置しなければなりません。
電源コンセントの設置は、電気工事の資格を要しますので個人で設置することはできないので電気工事業者  さんに依頼する必要があります。
一応、説明のための写真を載せておきます。

 

玄関の子機の配線を確認する。
インターフォンやベルの配線で2線がきていたら、そのまま仕様できます。
4線でも2線を使わないことで利用できます。
(メーカーは、4線の場合、使わない2線に100Ωの抵抗を付けるようになっていますが、画像や音声が乱れない限り取り付けなくても良いでしょう。)

A テレビドアホンと取り付ける為の道具等を用意する。

 

道具

 

テレビドアホンを取り付ける為に必要な道具や部材を用意します。

 

工具
ドライバーセット(取付と取り外しに使います。)
圧着ペンチ(圧着端子やケーブルを剥くのに使います。)
水平器 (取付機器やケーブルカバーの水平を測ります。必ず必要はありません、)

 

資材
ACコード(電源直結式タイプのテレビアホンのみ用意します。)
ACプラグ(ACコードに取付ます。)
ケーブルカバー(配線ケーブルを目立たなくします。接着剤付きの方が便利)
圧着端子(電源直結式のACケーブル圧着や配線ケーブルの圧着に使用します。)
伸縮チューブ(配線ケーブルを繋いだ後の処理用です。)
補修パテ(玄関子機の隙間や取り外し跡を隠します。)
ボンド (ねじなどを接着して固定します。)
コンセント(2個口にするとガス警報機などにも使用できます。)
壁補修用クロス(壁のクロス生地にあったものを用意します。)

 

 

上記以外で、もっと便利なものがあれば用意してください。

 

個人で取り付ける場合は。時間もあり納得できる仕上げ自由にできるので、初めから完璧に用意する必要はありません。
初めから完璧に用意すると全く使用しないものがあり不経済の場合があります。
必ず必要なもの以外は、後で必要なもの追加していった方が良いでしょう。

 

 

 

B 取り付けてありチャイムを外します。

 

ベル

 

現在、取り付けてあるチャイムを外します。
チャイムは、AC100Vが流れているので感電する恐れがあります。
電源ブレーカーは、必ず落としてから作業しましょう。

 

チャイムを外すと、中にAC100Vの電源線と2線か4線の細いケーブルが出てきます。
細い方のケーブルは、色分けがされていますので、その内の2線を選んで使用します。

 

2線は短いのでモニター親機に届くように延長作業をします。
この作業をする前に、玄関のスイッチとつながっているかどうかテスターを利用して確かめていた方が良いです。
テスターの導通チェックにして、玄関の呼び鈴を鳴らすとテスターが『ピー』となるのでチェックができます。
チャイムが鳴っている以上?がっていないことはないとは思いますが、念の為の作業です。

 

注意)コンセントを取り付ける作業は『電気工事士』の資格が必要です。

 

 

 

C 補修用の壁紙を張り、コンセントを取り付けます。

 

コンセント

 

汚れた部分を隠す為に、壁紙補修用のクロスを四角に切りコンセント部の穴を開けて汚れた部分を隠します。
壁紙補修用のクロスを張った後に、コンセントの中身を取り付けます。
細い配線の2線は、短いので延長します。
延長は、後で調整できるように長めにしておきます。

 

コンセントの中身を取り付ける時に、細い配線の2線を下に挟んで取り付けると後でケーブルカバーを取り付ける時に配線が目立たなくすることができます。

 

最もきれいに仕上げる方法は、電源配線と細い2線をを親機まで持ってくて電源直結式で繋げる方法です。
この方法は、壁の石膏ボードを剥がしてから壁紙(クロス)を張り替える必要があるのでコストがかかります。

 

ここでは、低価格で仕上げる方法の『補修用の壁紙』と『ケーブルカバー』を利用した方法を紹介しています。

 

注意)コンセントを取り付ける作業は『電気工事士』の資格が必要です。

 

 

 

D コンセントカバーを取り付け、ケーブルカバーを取り付けます。

 

コードカバー

 

コンセントの中身の取り付けが終了したら、コンセントカバーを取り付けます。
細い配線(2線)とACケーブルを重ねてコンセントカバーを取り付けることで配線が目立たなくすることができます。

 

コンセントカバーは、『0号』が細く目立たなく良いですが、コーナー部でケーブルを入れるのが大変です。

 

 

注意)コンセントを取り付ける作業は『電気工事士』の資格が必要です。

 

 

 

E 元の玄関のベルを取り外します。

 

玄関ベル

 

元の玄関のベルを取り外します。

 

玄関のベルを取り外します。
玄関のベルを取り外すと、2線か4線の細い配線が出てきます。
配線が4線の場合は、2線を使用していない場合が多いです。

 

カメラ付き子機の取り付けは、2線のみを使用します。

 

カメラ付き子機を取り付ける前に、あらかじめ2戦の導通チェックしていた方が、配線ミスを防ぐことができます。

 

メーカーの仕様では、あまった2線に100Ωの抵抗を繋ぐようになっていますが、画像や音声に影響がない場合は必要ありません。
しかし、あまった2線の先端は、ショートしないように絶縁処理をしておきましょう。

 

この作業(細い配線)は、弱電なので感電することはありませんので誰でも作業が可能です。

 

 

 

F 親機の取り付け金具を取り付け、仮止めをします。

 

親機取付

 

壁にモニター親機の取り付け金具を取り付けます。
メーカーの工事取扱説明書で金具の取り付け高さを調べてから、金具の取り付けます。

 

金具の取り付けは、金具の中心部の部分の壁紙に鉛筆で線を引いて正確に取り付けるようにします。
特にモニター親機の左右の隙間は注意する必要があります。

 

モニター親機を仮止めして、配線の長さを調整します。

 

石膏ボードにモニター親機の取付金具を取り付ける場合、石膏ボードの強度から普通は石膏ボード用のアンカー
を打ってから取り付けますが、大きな穴をあけることになります。

 

とりあえずねじ部分にボンドを付けて取り付けます。
普通は、これで大丈夫です。
使用中にねじ穴が緩んで大きくなりボンドでも修正が不能になったときに、アンカーを使用すれば良いと思います。
(現在は、ねじを強力に止める強力なパテが販売されているので、修正にはアンカーは必要ないかも知れません。)

 

 

 

G カメラ付き玄関子機の取り付け

 

玄関取付

 

カメラ付き玄関子機に付いている取付枠を外し、取付枠を壁に取り付けてからカメラ付き玄関子機を配線してから取り付けます。

 

壁が写真のようなALCコンクリートの場合は、普通はねじ付けるのアンカーが必要ですが、ねじにボンドを付けて取り付けても問題ないでしょう。
もしねじが緩んだ場合は、修復用の強力パテで修復すれば良いと思います。

 

アンカーは大きく壁に穴を開けることになるので、あまり使用したくありません。
(現在では、アンカー穴も簡単に修復用の強力パテで修復することはできます。)

 

 

 

H カメラ付き玄関子機 取り付け完了!

 

完成玄関子機

 

カメラ付き玄関子機を取り付けてから、ケーブルカバーを付けて配線を目立たなくします。

 

ベルのねじ跡は、クーラーの穴を埋めるパテを使用して修正して目立たなくします。
この写真のようなALCコンクリートの大きな溝には、ベルのねじ跡の修正と同様にクーラーの穴を埋めるパテで埋めます。

 

写真では、ALCの溝を埋める前の写真を使用しています。

 

これで、カメラ付き玄関子機 取り付け完了です。

 

 

 

I モニター親機 取り付け完了!

 

完成親機

 

露出した配線にケーブルカバーを取り付けていきます。

 

モニター親機の下のケーブルカバーは、配線を通す為に少し切り取っておく必要があります。

 

全のケーブルカバー、角パーツ、エンドパーツを取付て、モニター親機の取り付け完了です。

 

取り付けが上手くできたかどうか、取扱説明書を見ながら動作確認します。

 

動作確認が終ると、これで全ての作業が終了です、

 

テレビドアホンの取付が完成しました。

 

お疲れ様でした。

 

 

 

ワイド・ズームのモニター画面

 

ワイド・ズーム

 

左はワイド広角のモニター画面です。

 

玄関前のマンション外廊下の真っ直ぐな柵がU字型に写ります。
ワイド広角の状態では、モニター画面に四角がほとんどなくなるので防犯性能が大きく上がります。
予算が許せば、なるべくワイド広角レンズ対応のテレビドアホンをオススメ致します。

 

右がズーム画面です。
ワイドからズームに自動録画されれば、さらに防犯性は上がります。

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